他社へ赴いて営業活動するのとは違い、自社内にいながら営業する事をインサイドセールスと言います。これは電話などで昔から行われて来た手法ではるのですが、近年のコロナ禍によりまた別の意味合いとなってきました。テレワークの広まりから、各社自宅からも仕事が出来るビデオ通話環境が整ったのが大きな要因となっています。つまりどこでもビデオ通話が出来るようになったのですから、それを使った営業も可能なのです。

インサイドセールスはそれを利用したもので、アポを取って営業がビデオ通話でいつもの営業活動を行います。対面しないというのは熱量が伝わりにくかったり、資料を指さして説明する事が難しかったりする訳ですが、感染症対策は万全です。会うことは出来ないと言われたのならそれしかなく、次善の策としてはなかなか悪い環境ではないのではないでしょうか。インサイドセールスにはもっと会社的な利点があり、それが交通費が掛からない点です。

当たり前の話で、外に行かないで社内で行うのですから掛かるはずがありません。経理としてもいつも営業が交通費を使いまくっていた時と比べて大幅に下がった交通費を見て、これでいいならずっとこうしていたいと考える人もいたでしょう。用意されたテレワーク環境が今後なくなってしまうはずはないため、やろうと思えばずっとインサイドセールスは可能となります。続けるかどうかは会社の判断ですが、全くなくしてしまおうと考えるところは少ないかもしれません。